番匠建築設計工房の業務 戸建て住宅・集合住宅・福祉施設・店舗・商業施設・医療施設

私たちの設計領域は、戸建て住宅や集合住宅、そして公共建物または医療・福祉施設など、様々ですが、特に以下の分野には事務所開設時より重点的なテーマとして取り組んでまいりました。
・地域医療・先進医療に対応した医療施設。
・高断熱・高気密に特化した省エネを先取りした住宅【(一社)新木造住宅技術研究協議会会員】

それらの建築の設計に際し、考えることは差し当たり三つあります。
それは「空間の快適性」「空間の機能性」「空間の安全性」という三つのテーマです。
これらの概念はあらゆる建築物に必要な要件であり、わたしたちは個々の建物にそれぞれの最適化を実現しなければなりません。

設計の核心は与えられた仕事毎にこれらの概念を具体化するプロセスであり、これらの作業が十分になされるためにはお客さまとの徹底した対話が必要です。対話が充分でないと、建築が設計士の独善に陥る可能性があります。

わたしたちは建築設計という仕事の全容量の中で、この対話というプロセスに多くの時間が充てられなければならないと考えるものです。

「空間の快適性を考える」

快適という言葉は大変抽象的な概念です。具体的に何が快適かは、個々の人の感性によるからです。特にオーダーメイド戸建て住宅の場合は施主の嗜好毎に「快適」があり、私たちはプラン作成前に施主のライフスタイルや趣味、ご家族についての情報を徹底収集し、お住まいに「快適」を実現します(ちなみに、私たちはデザインなども快適の属性と考えています)。
また住宅以外の、例えば医療や福祉施設などについても施設の目的に添った「快適」を考え、その快適を具体化するためのプランをつくります。

空間の快適性を考える

「空間の機能性を考える」

空間の機能性を考える

建築に機能性というと違和感があるかも知れません。しかし人が目的をもって入る「入れ物」が建築である以上、その目的にふさわしい機能が必要です。
例えば住宅。「住む」という目的を最適化するために「収納」「安息」「団らん」「調理」など様々の事象ができるだけ合理的に、限られた空間で行われたり配置されたりしなければなりません。すなわちこれが、空間の機能性ということです。
わたしたちは「空間の機能性」ということを、とことん熟慮します。

「空間の安全性を考える」

「空間の安全」は建築にとって、ある意味最も重要で最優先であるべき概念かと思います。昨今日本の各地で大地震が頻発しています。新潟においても例外ではなく中越地震や中越沖地震、令和に入っての新潟・山形沖地震など建築の安全を揺るがす天災が続出しています。
新築であれ既存の建物であれ、わたしたちには建築の安全についての知見があります。
番匠の設計は、新築、リフォームを問わず耐震構造が基本になります。

空間の安全性を考える